理科・技術科の教材・教具製作、修理お任せ下さい!
私たちの作る教材・教具はちょっと違います。
★ 2016年1月22日
文科省検定中教科書閲覧問題に関係した各社との取り引きは、その程度の軽重を問わず、今後当面の間、一切、
お断りします。既納製品につきましては当社にて直接、アフターサービス等をさせて頂きます。誠にお手数をおかけ
致しますが、当社に各学校様より直接、ご連絡下さい。新規購買につきましても、当社で直接応じさせて頂きます。
当社の変わっているところ、それは社員の半数以上が小・中・高等学校の教員免状を有し、公立学校の教壇経験
があるということです。
はじめは地域貢献の目的から、ボランティアで教材、教具の製作や修理を行なっていましたが、そのうちにいろ
いろと考えさせられるようになりました。教材教具、「都合のよいもの」が「ありそうでない」
そう、先生方はいろいろとすばらしいアイデアをお持ちなのですが、なにぶんにも「物」であり、簡単に作ると
いうわけにはいかない、一方メーカーは教材・教具などには「教育効果」が要求され、それが設計の中心になる、
また当然、安全性、耐久性も要求されることから、普通の製品開発・設計・製作とはいきません。さらに授業に
間に合わなければ意味が無い、それもそのときの児童・生徒の理解度に応じたものにしないといけないことから、
既成のものに対しても、大急ぎの設計変更、製作、納品が要求され、困難を極めます。
「結局、このジレンマを解決できるのは、全国的にも珍しい、双方の事情をよく知っている私たちだけではない
のか?」全てはここから始まりました。
※ 教材と教具の違いについて
明確な区別・定義はありません。一般的に概ね「教材」は「教える(ための)材料」であり、有形・無形を問わ
ない「学習材料」の全てと解釈されています。代表的なものは教科書、プリントといったものですが、例えば
「地域の人々の証言」といった無形物も教材になります。
一方「教具」は「教える(ための)道具」であり、主に教員が使用する、主に有形のものと解釈されています。
代表的なものは黒板などで、理科であれば演示用実験装置(教師用実験装置)などもこれに含まれます。
また「題材」は「学習課題材料」のこと、より広い意味を持つと解釈されており、一般的に学校現場ではこの
一般的な解釈に従っての区別がされていることから、以下、この解釈に従っての記載とさせていただきます。
各都道府県市町村、それぞれの教育委員会、学校によって同じ物品でも「教材」「教具」「備品」「学校設備」
と解釈・分類が分かれ、扱いが違います。詳細につきましては直接、管轄されている部署にご確認の上、当社に
お問い合わせ下さい。
1.「カタログ」がありません。
教材・教具は児童・生徒の学習理解を助けるためのものであり、先生が児童・生徒の現状理解の程度、またこれ
からどこまで理解させるかなどを総合的に考え、必要なものを的確に用意する必要があります。
紙のプリントなどを用意するのは比較的簡単ですが、実験・実習題材などは簡単にはいきません。そのため普通
にはやむなく「既製品」を使うことになりますが、最適、最善かどうかは常に?です。
私たちはメーカーマンであり、また教員経験者でもあります。よって先生の望まれる教材・教具を「教育効果」
の点から設計・製作できます。私たちの作る教材・教具は先生のお考えを十分に反映させたもの、先生とのご相談
により全て設計・製作させていただきます。すなわちご予算の範囲で臨機応変に素早く最善の効果を得られる
ようにすることができるのが他社と当社の決定的な違いであり、ピンポイントに狙いを定めたものから、複数の
狙いを有したものまで、先生のご指導計画に細かくあわせ、素早くご用意させていただくことができます。
★ パソコンモデルの製作 (技術科)
中学校の技術科などで「情報に関する技術」を扱うようになって久しく、今日、どこの学校にも「コンピュータ室」があり、パソコンが並べられていますが、案外、「パソコンの中身」についてあまりよいものがありません。

右の写真は壊れた、あるいは古くなって使わなくなったパソコンの部品やその他電機部品などをリユースして作ったパソコンの演示用モデルです。

学校で使う他のパソコンの演示用モデル(カットモデルなど)との違いは、「動くこと」で、スイッチを入れればCPUファンが回り、機能することです。

中央演算装置、記憶装置、電源装置、インターフェイスなどがひと目でわかるよう、放熱十分な汎用制御盤基板上に配置してあります。

技術科の授業時間数が大幅に少なくなった今、「情報に関する技術」は効率よく進める必要があり、一目で全体を理解できる教材・教具の活用が必要になっています。

右の写真は同じく、古くなって使わなくなったパソコンの部品やその他電機部品などをリユースして作ったパソコンモデルです。

上と同じようなモデルではありますが、その設計は大違いです。

授業において生徒が実際に触り、その動作がどう変わるかを確かめてみることができる、すなわち電子回路などの簡単な保守点検ができるようになることを目的とした、上のもののセカンドステップ用としてあります。

 

生徒が実際に触り、その動作がどう変わるかを確かめてみることができるようにするため、各部に教科書にある主要部の名称を細かく入れ、各部品の脱着も実際のパソコンと同じようになるよう、配慮してあります。またその際に誤って商用電源を触らないよう、またファンなどを触らないよう細かな安全配慮もしています。

フラット基台に部品を配置、メモりや各部コネクタの抜き差しなど、実際に触りながら学ぶことができます。

もちろん、キーボード、マウス、ディスプレイを接続すると、パソコンとして普通に動作します。

「動くパソコンモデル」の製作、お任せ下さい。

材料となる古いパソコンのお持込み、歓迎します。学習用モデルにつくりなおしをさせていただきます。OSも一緒にお持ち込み下さい。

透明ケース入りモデルなどの製作もできます。

ご相談下さい。

2.古い教具などの修理ができます。
新学習指導要領の全面実施により、20年以上前の教具などを再び使用する必要もあるようになりました。
当社ではガラス製品などを除き、これらの修理・メンテナンスができます。併せて新たに新学習指導要領に
あわせた指導計画書例・板書例などの制作もできます。
★ スケルトントランスミッションモデルの復元修理 (技術科)
中学校の技術科で使用する自動車のマニュアルトランスミッションの模型です。20年以上前の古いものです。

再び必要になり再使用したいとのことで、ご依頼頂きました。

3速、バック、クラッチ付の本格的なスケルトンモデルです。

久しく使用されていなかったため、埃と油まみれです。

油はかなり以前、修理を試みられたときに注されたもののようで、経年によりアクリル板をひどく痛めてしまっています。

小さくても「本物の」トランスミッション、繊細で精密です。

無理をしてギアの切り替えをしようとした結果、ニュートラルポイント、ギア位置がずれ、シャフトが曲がり、クラッチも滑っています。

特にセカンドギアはガタガタ、歯が潰れてしまっています。手回しによる演示用の精密模型なのですが、どうも電動モーターのような何か強力な動力源をシャフトに直結して無理矢理回されてしまったようで、各部、ひどい状況です。ギアにシンクロナイザーが付いていなかったのが逆に幸いしています。

これではギアチェンジどころか、そもそもシャフトが回りません。

全分解、部品をひとつひとつ修理または新規に製作して組みなおします。

模型とはいえどトランスミッション、ミクロンオーダーの精度が要求されます。

新規製作部品は、既存部品との「なじみ」を慎重にとりながら、手作業でひとつひとつ作っていきます。

修理・完成したクラッチ部分です。

本格的なクラッチで、遊び調整もきちんと行なう必要がありました。

ダイヤルゲージによるクラッチ板の精密振れ調整も必要でした。

ガタガタになったセカンドギア、油で痛み、割れてしまったアクリル板を作り直し、シャフトの歪み直し、ニュートラルポイント、ギア位置を精密に調整、組みなおしました。

本物のトランスミッションと同じく、ミクロンオーダーの調整です。

これでギアチェンジができ、手で簡単にシャフトを回すことができるようになりました。

元通りです。20年以上前に作られた教材ですが昔の教材は丈夫で丁寧な作りのものが多いのが特徴です。

今ではもう作ることのできなくなってしまったものもあり、直すことができるものは、できるだけ直して使いたいものです。

特にマニュアルトランスミッションは、今や実用では珍しいものになってしまっていますので、この本格的な模型は貴重品です。

今日の自動車は、普通車ではおよそ全て、大型車でもオートマチックトランスミッションに移行しつつあり、マニュアルトランスミッションを知らない=その名前すら聞いたことのない生徒さんも実際、多いのではないでしょうか。

お役に立てば幸いです。

★ GMサーベイメータの修理 (理科)
ご存知、「ガイガーカウンタ」です。

約30年前のものです。どうやっても全くカウントしません。

「ガイガーカウンタ」は今、1万円くらいからポケットタイプのものが入手できますが、理科実験に使うしっかりしたこのタイプの「GMサーベイメータ」は高価、軽自動車1台と同じくらいの価格です。

この機種はまだ一部、メーカー修理がききますが、残念ながらこの機体の故障については、部品がないのでもうできないとのことでした。

心臓部のガイガーミュラー計数管(GM管)は正常ですが、内部高圧回路の大きな故障、GM管にかかっている電圧がゼロボルトです。これでは動きません。

部品のない高圧電源回路部を作り直して組み込み、セオリー通り、プラトー長さの1/3のところに動作電圧を調整したところ、ポツポツとカウントし始めました。

厳密には所定の放射線源による校正が必要ですが、これは費用のかかるものになりますし、そもそもGMサーベイメータは定量的な測定には不向きのものです。

このGMサーベイメータは「β(γ)線」用、β線をカットして空間で測ると、広島では70CPM程度の数値が得られます。それを確認し、別の校正済みサーベイメータによって、その放射能を細かく測定してある花崗岩を使っての簡易校正としました。

★ 電子はかりの修理 (理科) (地域限定になります。)
案外よく壊れて困るのが電子はかりです。ものによっては修理できないものもありますが、修理できるものについては修理させていただき、校正をしてお返しさせていただきます。ただし、重力に違いがありますので広島を含む所定地域限定のサービスになります。

重力差の影響を受けない、上皿てんびんなどの修理につきましては全国よりお請けさせていただきます。

○ 研究開発メーカーならではの「何でもこい」。 いろいろ修理・メンテナンスができます。
  「まとめて一式」お請けします。
(理科)(例です。他にもいろいろできます。)
電流計・電圧計・検流計・誘導コイル・電源装置・電子温度計・騒音計・照度計・音叉・力学台車・光学顕微鏡・
電熱器・半導体レーザー光源・熱量計・真空ポンプ・バンデグラフ・光学望遠鏡・アマチュア無線機・発電機・
]線発生装置、ヘルツの実験装置。(真空管式測定器などもご相談下さい。案外、まだ修理できます。)
(技術科)(例です。他にもいろいろできます。)
のみ、かんななどの木工手工具・けがき針、定規などの金工用手工具・ボール盤、フライス盤、旋盤、自動かんな
盤などの工作機械(ただし広島地区限定)・各種カットモデル・パーソナルコンピュータ・回路テスター。
3.もちろん、他社にはない教材・教具(題材・教材・教具)があります。
○教育用KURAMA(クラマ)(中学校理科・技術科、高等学校物理など)(教材・教具)
 京都大学開発の放射線自動計測システム Kyoto University RAdiation MApping system です。
 原子力事故対策用として急遽、開発されたかなしいいきさつがあり、福島の被災地などで活用されていますが、
 KURAMAは自然放射線(環境放射線)を正確に計測できる優れたシステムです。
 本来、さまざまな自然情報を私たちにもたらしてくれる環境放射線を計測することは重要、その計測の基本形、
 すなわち放射線計測とその応用について知り、環境放射線について理解するのにKURAMAは最適です。
 平川製作所は自然を知るためのKURAMAとして教材化、学校教育現場にお届けします。教材とはいえど、
 本物の高度なKURAMAであり、京都大学は教育の重要性を鑑み、教育目的に限定してのライセンス契約
 なしの利用を認めています。他目的利用は認められません。
                                  教育用KURAMA
                                          京都教育大学研究紀要 NO.125,pp.63〜75  論   文
○無停電太陽光発電装置(中学校理科・技術科、高等学校物理など)(教材・教具・学校設備)
 一般の実験的な太陽光発電装置とは異なり、商用電源も併用する本物の無停電型太陽光発電電源装置です。
 教材・教具として標準で100(W)出力のものをご用意させて頂いています。
 電気を作ること、蓄えることの難しさ=貴重さなどもあわせて学習できます。
 本物の高信頼性実用機ですから、太陽光発電実験などのみならず、どうしても電源を落とすことのできない
 学校のちょっとした設備電源などにも使用できます。同様機能・構成の本格的な学校防災用、1(kW)超え
 耐雷型(特許)も製作できますのでご相談下さい。
                                                            仕 様 書
○水素発生実験用安全装置(小学校・中学校理科など)(教具)
 原則として水素の発生は試験管内、必要最小限度とすべきなのですが、水上置換の実験などではどうしても
 ある程度の量の水素を発生させる必要が生じ、事故の危険性が高まります。実用の水封式安全器のしくみを
 応用したもので、その効果も確認済み、ご要望に応じて安全器部分を製作、お届けさせていただきます。
                                      論   文
○量子型光センサスイッチ(中学校技術科など)(題材・教材・教具)
 赤外線センサを用いた自動スイッチです。従来の焦電型ではなく、量子型赤外線センサを用いた最新型、実用
 においても最先端の自動スイッチであり、今後が期待されています。
 当社社長が学生時代に研究を始めて以来、ライフワークとして20年をかけて完成、中学校での多角的実践と
 教育効果の確認も終了、生物育成以外の材料と加工・エネルギー変換・情報の全てに題材、教具教材のどちら
 としてもお使い頂けるものにしてあります。ご希望に応じた形としてお届けさせていただきます。
 まずはお問い合わせ下さい。
                    京都教育大学研究紀要 NO.122,pp.73〜86  論    文
○コヒーラ(高等学校物理など)(教材・教具)
  無線通信の歴史上、あまりにも有名なコヒーラですが、近年までその詳細がわからず、「実用品」を作ること
 ができませんでした。当社自慢の「本物」、「実用新型コヒーラ」(特許)をお届けします。
                                                       仕 様 書
Wordをお持ちでない方は ダウンロードページへ
当社の教材・教具に「既製品」はありません。全てご相談の上でのオーダー製作です。
ご相談はご担当の先生と直接させていただきますが、納品は原則として学校ご指定の教材・教具納入業者様
経由とさせていただきます。
○ 当社教材・教具のお問い合わせから納品まで。
     @ お問い合わせ。(教材・教具納入業者様など経由にてお問い合わせ下さい。)
     A ご相談。 (当社から直接、ご担当の先生におうかがいさせていただきます。)
          B お見積もり(教材・教具納入業者様などに。)
     C ご下命。 (教材・教具納入業者様などから。)          
     D 納品。(教材・教具納入業者様などに納品させていただきます。)
     H 教材・教具納入業者様などから学校などに納品。
お問い合わせ下さい。
当社教材教具設計製作販売・修理は利益を目的としておらず、実費のみ頂戴しています。
よって非常識なお問い合わせやご要望にはお応えしません。予めご了承下さい。
★ 真空管式オーディオアンプの「作り直し」 (番外ではありますが・・・できることはできます。) 
「譲り受けた壊れたアンプを使いたい」とのことからのお持込みでした。

各種真空管式測定器などの修理をお請けしていますので、お請けしないというものではありませんが、まあ、これは「番外」です。

極めて貴重な古典3極管、MAZDA AT20が出力管とされています。

今の真空管アンプブーム以前の組み立てキット、回路は自分で設計、必要な部品を別途、自分で全て揃えて組み立てるタイプのものです。今の1万、2万といった安価なキットではなく、部品を揃えるだけで最低50万円、仮に完成品販売となると200万円は下らない「超高級機」です。

ですが・・・

漏電点を直し、壊れた部品を交換、安全確認後、音出ししてみると、何とも「曲がった」ひどい音。

実際、周波数特性を測ってみると「わっ!」と言いたくなるような「曲線」、さらには泣きたくなるような歪とハムノイズ・・・。

原因は、AT20とOPTのマッチングが取れていない、ハムノイズ対策のため、無理をしてヒーターの直流点灯を図ったため電源トランスの能力超え、余計にひどいハムノイズ・・・といくつもありますが、根本的に「設計ミス」が原因です。このタイプのキットはプロもしくはセミプロ級向け、これを作られた方にはちょっと難しすぎたということか・・・。

しかしこれ、どうしたものでしょう・・・。

今の新品同様のAT20をそのまま使って改修すると、確かに貴重なアンプにはなります。しかし、真空管は消耗品。AT20は極めて入手困難なディスコン真空管、これが消耗故障した時点でアウト。またそのためには、またものすごく高価なOPTを新規調達しなければならず、どうしても50万円超えの内容になってしまいます。「いわゆる真空管サウンドを手軽に永く「実用」に供したい。」と言われるオーナーのご要望にお応えできません。

幸いOPTに中点があり、プレート側5(kΩ)とすることができます。またこのアンプの最大出力は2(W)ほどです。オーナーのリスニング環境をくわしく伺うと、3(W)もあれば十分です。

そこで今も生産され、入手容易かつ安価な6L6系真空管を使用する回路に全て組み直すことにしました。

6L6は「真空管を技術的に完成させた」と評されている真空管で、今日でもこういった趣味ではなく業務用途に一定の需要があり、1935年の発表以来、基本部分に変更なく生産・供給され続けている、数少ないもののひとつです。トランジスタでいえば2SC1815といったところで、技術的には「小出力の真空管式オーディオアンプといえば6L6」の「定番」「完成されたまっすぐな音」が得られます。

今後は安価な現行管の交換のみで問題なく長期使用できます。

真空管オーディオアンプは今日、趣味の世界のものですから、「音」や「保守性」以前に「稀少性」もポイント、それを重視するのであれば、これは全くの別設計になります。「6L6アンプは音が悪いから安価」なのではなく、今も供給されている「現行真空管」であるから安いのであり、「音の悪さ」は、6L6はそもそも少々厄介な4極管、たいていは「上手く使っていない」だけのことであったりします。

このアンプは「美観」が重要です。といいますか今日、「音」は、ディジタル式アンプと比較して、何の変わりもありませんから、「美しく」なければそもそも真空管アンプである必要がありません。

今、プロの作るこのタイプの高級真空管アンプの電源は低圧、高圧ともに「スイッチング電源」とし、出力官をより美しく際立たせる、つまりヒータによるガラスの輝きを美しく見せるのが基本ですが、今回それをやってしまうと、電源トランス、チョークコイル、大型コンデンサを撤去することになり、「バランス」が崩れて全く「美しく」なくなってしまいます。やるならばシャシからの作り直しになります。今回はそれでは意味がありません。このあたりは同じ真空管機器、実用本位のGMサーベイメータなどとは大違いです。

そこで「部品を残す」ため、昔ながらの設計としました。

しかしゆえにもともとの部品配置設計の無理がそのまま出て、ノイズ対策に大変な労力を費やすことになりました。このキットが発表された頃とは異なり、今は音源が格段によくなっていますから、S/N、歪ともに要求レベルが高く、大変です。

実は雷対策も真空管アンプのノイズ対策も理屈は「全く同じ」、「ケタ」が違うだけで、「接地」が全てです。建物雷対策と同じくシミュレーションを繰り返し、細かく「接地点」を決め、シャシ内に「接地幹線」を新設することになりました。ハイ・インピーダンス、高圧動作の真空管回路はとにかく「0(V)=基準電位」が重要、計算してみるとわかりますが、1(Ω)未満の抵抗差でも大きく「外乱」として影響してくるため、ここは徹底してやらないといけません。

整流管は撤去、シリコンダイオード整流とし、そこに同じく今も生産・供給されている別の小型電圧増幅管を配置、満足できるスペックを得ました。今の高音質デジタル音源に十分、対応します。オーナーのご感想は「安定した「高解像」の音。」真空管は原理的に電圧増幅ですから「高分解能」が得られる、特に今回のように「古典回路」を採用した場合、部品数が少ないことから、消耗品である真空管以外の部分の故障確率が低く、真空管の交換のみで永く使用することができるのが特長になります。

お役に立てば幸いです。

 

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